「ルキシロン4G」のインプレ!主な特徴や適したプレーヤーについて徹底解説

         ルキシロン4G

ルキシロンのポリエステルガット、「4G」のインプレをお伝えしたいと思います。

当方はテニス歴20年の30代前半、定期的にトレーニングもしておりフィジカルにはそこそこ自信がある男性です。

ガット選びで迷っている方の参考にしていただければと思います。

「ルキシロン4G」のインプレ評価

打感の柔らかさ3/10
パワーアシスト性4/10
スピンのかけやすさ6.5/10
テンション維持性10/10

打感はポリエステル素材の中でもかなり硬く、ハードヒッター向けのストリングだと感じました。

各性能について、具体的にお伝えします。

打感の柔らかさ:3/10

打感はかなり硬く、打ち応えのあるストリングです。

回転とパワーを両立させた良いショットを打つためには、厚く当ててボールを潰す必要があると感じました。

薄く、弱く当てると打感が硬くなり、厚く、しっかり当てると打感が柔らかくなるような印象です。

パワーアシスト性:4/10

良くも悪くもボールが飛びすぎない印象で、しっかりボールを飛ばすためには、相応のスイングスピードが要求されます

当てるだけではボールの飛びも悪く、回転もかからないかと思います。

ラケットを振り切ればしっかりボールは飛んでくれるため、相手のパワーを利用するというよりは、自分からパワーを生み出したいプレーヤーに適しています。

スピンのかけやすさ:6.5/10

スピンは擦るというよりも潰してかけるイメージの方が良いショットが打ちやすいです。

インパクト時にガットがたわむ感覚もあまりなく、グリグリのスピン系ストローカーよりもフラットドライブ系ストローカーの方が適していると言えるでしょう。

厚く当てることができれば、コントロール性も良く安心感が抜群のストリングです。

テンション維持性:10/10

耐久性は非常に優れており、テンションも中々緩みません。この抜群のテンション維持性が人気の理由の1つと言えます。

一度4Gに張り替えてしまえば長期間同じフィーリングで打ち続けることができて切れにくいため、コストパフォーマンスも抜群です。

4Gが適しているプレーヤーは?

結論として、4Gは「厚い当たりでボールを潰したいハードヒッター」向けのストリングだと感じました。

厚い当たりでガンガン打ちたいストローカーや、フィジカルが強くてスイングスピードも速いプレーヤーであれば4Gを上手く扱うことができるでしょう。

一般プレーヤーでは実業団プレーヤーや草トー等の大会に積極的に参加される競技者の方や、学生時代から一定以上のレベルでプレーしていた上級レベルの方におすすめです。

また、今現在は薄い当たりのストローカーでも「厚く当てる・ボールを潰す感覚を養いたい」という場合は4Gで練習するのも有効だと言えます

4Gが適していないプレーヤーは?

・フィジカルに自信がない方
・柔らかい打感が好きな方
・楽にボールを飛ばしたい方

上記に該当する方は、4Gは適していないと思います。

4Gは一般プレーヤーにとってかなり硬い打感で、回転とパワーを両立させた良いショットを打つためには一定以上のスイングスピードが要求されるストリングです。

身体に優しく、相手のボールのパワーを利用して打ちたい方はもう少し柔らかい打感のストリングが適しています。

【まとめ】ルキシロン4Gはコントロール重視のハードヒッター向け

ルキシロン4Gは使い手を選びますが、テンション維持性に優れており、競技者やトッププロ間では多くの支持を得ているストリングです。

パワーアシスト性が低い分、厚く当ててもボールが飛びすぎずコントロールも効くため、しっかりボールを潰して質の高いボールをコントロールしたいハードヒッターは検討されてみてはいかがでしょうか。