Wilson(ウィルソン)のテニスラケットについて解説します。
日本の錦織圭や史上最高の選手と名高いロジャー・フェデラーも愛用したウィルソンですが、どのような特徴を持っているのか?
ラケット選びに迷っている方、ウィルソンのラケットを候補に入れるか検討している方は必見です。
目次
Wilson(ウィルソン)はどんな会社?
ウィルソンは1913年にアメリカのシカゴで精肉業として創業され、精肉の過程で出る皮やスジを再利用する形でスポーツグッズ制作を始めました。
1970年に買収され、1989年以降はフィンランドの企業、アメアスポーツの子会社という位置づけになっています。
テニス用品は1916年から手掛けているため、非常に長い歴史を誇る老舗メーカーです。
テニスラケットやガット、ボール、ウェア等、様々なグッズを製造・販売しています。
ウィルソンのラケットの特徴・他社との違いは?
ウィルソンのラケットの特徴としては、「打球感が柔らかく、コントロール性に優れている」という点が挙げられます。
また、プレーヤーのレベルや志向に応じて最適な1本を見つけやすいラインナップの豊富さも魅力的です。
そしてウィルソンのラケットでは以下の2つの素材を組み込むことで、柔らかく快適な打球感を再現しています。
・カウンターヴェイル
・バサルトファイバー
振動を除去する特許取得したカウンターヴェイルに耐候性に優れたバサルトファイバーを組み合わせることで、軽量且つ丈夫で快適な打球感を実現していると言えるでしょう。
主な使用選手
☑錦織圭
☑ロジャー・フェデラー
☑ステファノス・チチパス
☑ダビド・ゴファン
☑ファン・マルティン・デル・ポトロ
☑グリゴール・ディミトロフ
☑ジミー・コナーズ
☑ピート・サンプラス
※引退された選手も含む
柔らかい打感は手への負担も少なく、アマチュア層でも多くのプレーヤーが愛用しています。
ウィルソンの人気シリーズのラケットと特徴について
今回は、ウィルソンが手掛けている中でも特に人気のシリーズである以下の6点について紹介します。
・BLADE(ブレード)シリーズ
・PRO STAFF(プロスタッフ)シリーズ
・ULTRA(ウルトラ)シリーズ
・BURN(バーン)シリーズ
・CLASH(クラッシュ)シリーズ
・SHIFT(シフト)シリーズ
BLADE(ブレード)シリーズの特徴
ブレードはパワーアシスト性に優れており、打感は柔らかいですが簡単にボールを飛ばせるため、ハードヒッターでなくとも扱いやすいシリーズです。
また、ラケットフレームにもしなりがあり、自分から積極的にラケットを振り切ってボールを打ちたいプレーヤーにも人気を得ています。
PRO STAFF(プロスタッフ)シリーズの特徴
プロスタッフはロジャー・フェデラーも愛用した大人気シリーズです。
フレームは薄くしなりもあるため、スイートスポットで捉えることができれば、強烈なショットを打つことができます。
ただし、競技モデルのラケットであるため扱う難易度は少し高いです。
基本的なショットを安定して打てる技術や重いラケットもしっかり振り切れるフィジカルがあれば、プロスタッフの魅力を最大限発揮できるかと思います。
ULTRA(ウルトラ)シリーズの特徴
ウルトラは黄金スペックで打球のパワーよりもコントロールに重きを置く一般向けのラケットです。
コントロール性に優れていますが、パワーの面でも簡単に打ち負けず、様々なショットを打つことができます。
プロ選手が使用しているスペックに近い「ウルトラツアー」シリーズもあり、ウィルソンの中でも特に人気シリーズです。
BURN(バーン)シリーズの特徴
バーンは回転がかけやすく、様々な相手・状況に対しても様々なショットで対応できるオールラウンダー向けのラケットです。
錦織圭がラケットをバーンからウルトラに変えたことで人気度は少し下がりましたが、他のシリーズよりも安い価格帯で購入することができます。
CLASH(クラッシュ)シリーズの特徴
クラッシュは2019年に登場した新しいシリーズで、「しなりとパワーの両立」というコンセプトを掲げたラケットです。
打球感はかなり柔らかいですが、しなりの良さで重いボールにも簡単には打ち負けずに対抗できます。
SHIFT(シフト)シリーズの特徴
シフトは2023年に誕生した新しいシリーズのラケットで、「スピンとスピードの両立」というコンセプトを掲げています。
ボールも適度に飛び、回転も自然にかかり、操作性も申し分ない、バランスの良いラケットです。
柔らかい打感でオーランドにプレーしたい方はシフトを一度試打してみてもいいかもしれません。
まとめ
今回はウィルソンの人気シリーズのラケットを紹介させていただきました。
基本的にウィルソンのラケットは全体的に「打球感が柔らかい」という特徴があります。また、各シリーズの中に様々なスペックのモデルが用意されており、ラインナップも充実しています。
どんなショットを打ちたいか、どんなプレーをしたいか、自身の志向によって最適なラケットを実際に試打してみながら検討されてみてはいかがでしょうか。