
テニスのフォアハンドを上達させるための本質的なコツについて紹介します。
フォアハンドはテニスの中で最も打つ頻度が多いショットですが、思うようなショットが打てなかったり、安定せずミスが早かったり、上達せず悩む方は非常に多いです。
結論から言うと、フォアハンドを上達させるためには「いかに打点・タイミングを安定させるか」がポイントになります。
どんなグリップの握り方でも、どんな打ち方でも、タイミングさえ合っていればボールはイメージ通りに飛ぶものです。
そこで本記事では、フォアハンドを上達させるためにどのように打点・タイミングを安定させるかについて解説します。
☑フォアハンドを今よりも上達させたい方
☑色んなアドバイスを実践してもフォアハンドが安定せず悩んでいる方
上記に該当する方は必見です。
目次
フォアハンドを上達させるには「インパクトの瞬間までしっかりボールを見る」ことが絶対条件
いきなり結論からですが、フォアハンドを上達させる、打点・タイミングを安定させるには「インパクトの瞬間までしっかりボールを見る」ことに集約されます。
「ボールをよく見なさい」というアドバイスは耳にすることも多いですが、正しくは「インパクトの瞬間までしっかりボールを見続ける」ということが大切です。
インパクトの瞬間までしっかりボールを見続けることで、具体的には以下のようなメリットが挙げられます。
☑打点に顔が残ることで体の開きを抑えることができる
☑インパクトの瞬間に意識が向くのでボールに集中できる
それぞれ具体的に見てみましょう。
目線がブレないことで体全体のバランスが安定する
ボールをインパクトの瞬間まで見続けることで、目線がブレにくくなります。
目線がブレにくくなることで体の軸も安定性が増して、当たり損ないによるミスヒット等も減らすことができるでしょう。
打点に顔が残ることで体の開きを抑えることができる
フォアハンドを打つ時にボールをしっかり見ることができていれば、打点に顔が残り、体の開きも抑えられます。
上半身の開きが早すぎると手打ちになりやすくショットも安定しませんが、インパクトの瞬間までボールを見ることで体全体の一体感も生まれやすいです。
インパクトの瞬間に意識が向くのでボールに集中できる
フォアハンドは利き腕の自由度が高いが故に、色々なことを考えながら打とうとしてタイミングが合わなくなりやすい一面があります。
質の高いフォアハンドを打つためのコツやポイントは様々ありますが、実際にボールを打つ時は目の前のボールに集中するのがベストです。
そこで、インパクトの瞬間までボールを見続けることを意識すると、自然とボールに集中しやすくなります。
【まとめ】自分がインパクトの瞬間までボールを見れているか改めて意識しよう
本記事は以上になります。
テニスはフォアハンド1つ取っても様々な上達理論があり、プロやコーチによって意識しているポイントも十人十色です。
しかし、どれだけ理にかなった打ち方を身につけることができても、ラリーや試合ではボールに集中するべきです。
打点を安定させるために打ち方を変えるというアプローチも有効ですが、本質としてはボールをインパクトの瞬間まで、しっかり見つ続けることだと思います。
今回はフォアハンドにフォーカスして解説しましたが、バックハンドや他のショットにおいても同様です。
多くのプレーヤーは自分の元に飛んでくるボールを何となくは見ていると思いますが、インパクトの瞬間までしっかり見続けることができているか、改めて意識してみましょう。
インパクトを迎えるよりも先に、無意識レベルで打つ方向や相手の方に目線が移っているかもしれません。
壁打ちでも球出し練習でもラリー練習でも、ぜひ次にテニスするタイミングで試してみてください。